今崎ソラさん。大人たちは僕らを虐げてる。子供たちは僕らを見ていない。メッセージが届かないもどかしさに抗っているんだなって感じた。「さざ波」僕を見てよ。思い出してよ叫んでること。僕がいたこと思い出してよ。この曲が彼が歌ってる世界を象徴してるような気がした。どの曲の歌詞の中にも雨がたくさん出てきた。雨は彼らを押さえつけるものたちで傘もささず立ち向かってることが彼らの生き方だということをなんとなく感じた。

藤井凛太郎さん。「発泡酒でいい」の世界観とかその次のあんまり好きじゃない女の子の歌「フリルと悪魔」とかが彼の恋愛観なんだろう。「首輪」犬じゃないし子供じゃないし君が言うほど優しくない。痛いくらい君が好き。でも僕じゃないしふたりじゃない。恋愛する男と女のパワーバランスはいつも揺れ動く。女の子に振り回されるけれど好きでいればありだし嫌いになれば無し。そんな単純に割り切れるものでもないよね。なんて色々考えてしまった。

金子祥之さん。青春の日々すらバカバカしくなる前にただ僕らここでいつか会えるように今は歌う。なるほど若い子たちがそれを受け止めて聴いてくれるのを願いたいな。バンドメンバーが離れてひとりで歌うようになった時救われたという曲。僕らにとって生きる意味をひたすら探し続けてここに立って歌うよ。この時代やれることやるしかないなという言葉に彼の思いが詰まってた。歌を歌うよ声が枯れるまで。世界がどんなに僕らを嫌っても。どうせ僕らは消えてなくなるけどそれまでどうか忘れないでいて。新曲のメッセージが痛いほど心に刺さった。