→ レポートトップへ

ファンレポート
facebookXLINEHatena

素敵でした

ONLINE kapu

【sonar-u community】響きを託す歌詞の作り方【ゲスト:kapu】

開催日: 2025/12/08

【sonar-u community】「響きを託す歌詞の作り方」に参加し、ゲストのkapuさんのお話を聞いて、歌詞というものの向き合い方が大きく変わる時間になりました。今回の講座は、テクニックを並べるだけの内容ではなく、「なぜその言葉を選ぶのか」「誰に届けたいのか」という、作り手として一番大切な部分に丁寧に光を当ててくれる場だったと感じています。kapuさんは、名古屋を拠点にライブ活動を重ねながら、自身のペースで作品を発表してきたシンガーソングライターです。その歩みの中で培われた実感のこもった言葉はとても説得力があり、歌詞は“うまく書くもの”ではなく、“自分の中でちゃんと腑に落ちた言葉を差し出すもの”だという考え方が強く印象に残りました。完成度よりも誠実さを大切にする姿勢が、kapuさんの楽曲の魅力につながっているのだと思います。講座では、歌詞に意味を詰め込みすぎないことや、聴き手が自分自身を重ねられる余白を残すことの大切さについても語られていました。すべてを説明しきらず、感情の断片を音に託すことで、聴く人それぞれの物語が生まれる。その考え方は、「響く歌詞」とは何かを改めて考えるきっかけになりました。また、これまでにリリースしてきたデモ音源やEP、ワンマンライブの経験を通して得た気づきも紹介され、地道な活動の積み重ねが表現の深みにつながっていることが伝わってきました。島村楽器主催のアコパラフェス東海ブロックへの選抜出場など、実績の裏にある試行錯誤の話も、非常にリアルで共感できるものでした。今回の参加レポートを通して感じたのは、歌詞は技術ではなく「姿勢」から生まれるということです。自分の内側にある感情を丁寧に見つめ、無理に飾らず言葉にする。その積み重ねこそが、誰かの心に長く残る歌になるのだと、kapuさんの言葉から学ぶことができました。

オーディエンス参加型イベントメディア


Mudiaの楽しみ方

オーディエンス参加型イベントメディア

JASRAC許諾
第9022815001Y45037号