すごい
エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第1戦
開催日: 2025/12/13
最大級のライブコンテスト「エマージェンザ・ジャパン2026」が、東京予選・第1戦をもって華々しく開幕した。ドイツ・タウバタールフェスティバルへの切符をかけたこの戦いは、初戦から早くも波乱と感動を予感させる展開となった。本レポートでは、音楽的側面からこの日の模様を振り返りたい。
今大会の第1戦を象徴していたのは、「多様性」と「セルフプロデュース力の高さ」である。登場したバンドたちは、単に演奏技術に長けているだけでなく、いかに自分たちの音楽を「視覚的・空間的」にプレゼンテーションするかという点において、非常に高い意識を持っていた。SNS時代のアーティストらしく、Mudiaを通じたファンとのコミュニケーションも円滑で、ライブ当日に向けての熱量の高め方が非常に巧みであったことが印象深い。
楽曲面では、80年代リバイバルを感じさせるシンセポップから、複雑な構成を持つプログレッシブなロックまで、非常に幅広いジャンルが入り乱れた。しかし、どのジャンルにおいても共通していたのは「ライブにおける再現性と熱量」だ。音源だけでは伝わらない、生身の人間が発するエネルギーが、シビアな審査眼を持つ観客たちの心を捉えていた。特に、投票数で上位に食い込んだバンドは、サビでのキャッチーさや、一見客を巻き込むステージングにおいて一日の長があったと言える。
この第1戦の結果は、2026年シーズンのひとつの指針となるだろう。技術、個性、そして応援してくれるファンとの絆。これらすべてが噛み合ったアーティストだけが、次のステージへと進める。敗退したアーティストの中にも、光る才能を感じさせる原石が数多く存在していた。この厳しい予選を勝ち抜いた先に、どのような「日本の音」が世界へ羽ばたくのか。東京予選はまだ始まったばかりだが、その結末が今から楽しみでならない。
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