「エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第2戦」は、個性の違う出演者が一度に観られる、とても刺激の多い一日でした。

 その中で、特に強く心に残ったのがオプティミストさんです。

千葉発、平均年齢20歳という若さを感じさせないほど、感情の出し方がまっすぐで、音に迷いがありませんでした。

「感情的衝動を届ける」という言葉が、そのままステージに表れていて、演奏している側も、受け取る側も、同じ温度でそこにいる感覚がありました。

見た目の良さや熱量だけでなく、バンドとしてのまとまりがあり、「今、この瞬間を本気で鳴らしている」という空気がとても印象的でした。

それぞれのアーティストが、自分たちの音楽をどう伝えるかを考えてステージに立っているのが伝わってきて、会場全体に緊張感と期待感がありました。

葉子さんは、声の表情が豊かで、言葉一つひとつを大切にして歌っているのが印象的でした。

きむらゆきえさんは、落ち着いた佇まいの中に芯の強さを感じさせるステージで、安心して音楽に身を委ねられる時間でした。

Muさんは独特の空気感を持っていて、会場の流れを一度リセットするような存在感がありました。

バンド勢もそれぞれに魅力がありました。

Teddy foolsは勢いのある演奏で会場を一気に引き込み、cocoon experiencesは音の重なりが心地よく、世界観を丁寧に作っているのが伝わりました。

KIS Sound Studio Official Bandは安定感があり、PSYCHO FREAKはエネルギーの強さが印象に残りました。

この先さらに経験を重ねていった時、どんなステージを見せてくれるのかが楽しみになるバンドだと感じています。