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【セミファイナルC】Movie Grand Prix vol.23

開催日: 2026/02/14

全ブロックの中でも、最も劇的かつ戦略的な展開を見せたセミファイナルCは、音楽における「構築の美学」と「集団の心理」が高度に融合した、極めて知的な興奮に満ちたイベントとなりました。出演した各アーティストは、自らの立ち位置を冷静に見極めながら、多層的なアプローチで会場の空気を一変させ続けていきました。
 kitsune no yomeiri、NONKO、琴平萌花、そして田村多様性といった、際立った音楽的アイデンティティを持つ面々は、それぞれの持つ独自の音楽的解釈をステージで存分に爆発させ、観客の感性に深い爪痕を残しました。各者が長年の活動で培ってきたキャリアや、研ぎ澄まされた独自のセンスが、セミファイナルという極限の緊張感の中でさらに研磨され、一瞬の隙もない完成されたパフォーマンスとして結実していたのが非常に印象的でございます。
 中でも、Or Blues Factory(OBF)が見せた203,161ptという圧巻の記録は、今大会における一つの巨大な到達点と言えるでしょう。これは単なる楽曲の魅力のみに留まらず、彼らの音楽、あるいはその活動スタイルが、どれほど広範な層に深く、かつ強固に浸透しているかという事実を、冷徹なまでに突きつける結果となりました。大規模な支持を背景とした集団戦法としての圧倒的な強さと、それを根底で支える確固たる音楽的クオリティ。それに対峙した他アーティストたちが示した、孤高とも言える独自の美学や、計算され尽くした旋律。
 知性と衝動、そして戦略と純粋な表現欲求が激しく交差したこのブロックは、現代のインディーズ音楽シーンが持つ「層の厚さ」を如実に物語る象徴的な光景でありました。そこには、単なる数字に表れる動向を遥かに超えた、重厚な物語の深淵が確かに横たわっており、目撃した者すべてに深い余韻を残したことは間違いありません。

投稿者

iriiri

2026/02/16 00:11

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