NAO ANNOさんの歌に触れて、まず感じたのは、声そのものに安心感があるということでした。

無理に飾ったり、必要以上に力を入れている感じがなく、自然に耳に届いてくる歌声だと思います。

何度か聴いているうちに、だんだんとその声に慣れてきて、気づけば最後まで落ち着いて聴いていました。

歌い方はとても丁寧で、一音一音を大切にしている印象があります。

曲全体の流れや空気感を大事にして歌っているように感じました。そのため、初めて聴く曲でも構えずに受け取ることができました。

長く音楽に関わってきた方なのだろうと、歌を通して自然に伝わってきます。技術を前に出しすぎることなく、必要なところにきちんと収めているところが心地よく、聴いていて疲れません。

歌に向き合う姿勢が落ち着いていて、信頼できる歌声だと感じました。

また、NAO ANNOさんの歌は、場の空気を整える力があるように思います。

前に出すぎず、それでいて埋もれない存在感があり、ライブやイベントの中でもしっかりと役割を果たしているのだろうと想像できます。

コーラスや歌の指導などもされていると聞いて、その理由が少し分かった気がしました。

個人的には、何度も繰り返し聴きたくなるタイプの歌声だと思っています。

一度で強い印象を残すというより、少しずつ良さが分かってくるような魅力があります。そうした積み重ねが、長く活動を続けられている理由なのかもしれません。

これからも、NAO ANNOさんらしい歌を大切にしながら、さまざまな場所で声を届けてほしいです。今後の活動も、静かに、そしてしっかりと応援しています。