なるとしさんが決勝戦に進んだという知らせを聞いたとき、胸の奥からじんわりと温かいものが広がりました。それは「すごい」「おめでとう」という言葉だけでは表しきれない、静かだけれど確かな喜びでした。これまで積み重ねてこられた時間や想い、そして歌に込めてきた真心が、きちんと届いた結果なのだと感じています。

なるとしさんの歌は、とても優しく、そっと寄り添ってくれるような力を持っています。強く引っ張るのではなく、無理に前を向かせるのでもなく、「そのままで大丈夫だよ」と語りかけてくれるような歌声です。心に傷を抱えているとき、言葉にならない不安や悲しみを抱えているとき、その歌は静かに染み込み、固くなっていた心を少しずつほどいてくれました。気づけば呼吸が深くなり、涙と一緒に重たいものが流れていくような感覚を何度も味わいました。

なるとしさんの歌に癒され、心が救われた人は、きっと私だけではないと思います。誰かの人生の一瞬に、そっと光を灯すことができる歌は、簡単に生まれるものではありません。その優しさと誠実さが、今回の決勝進出につながったのだと感じています。だからこそ、決勝戦に進まれたことが本当にうれしく、まるで自分のことのように誇らしい気持ちです。

心から、優勝してほしいと願っています。それは順位や結果だけではなく、なるとしさんの歌が持つ力が、もっと多くの人に届いてほしいという願いでもあります。どうか決勝の舞台でも、いつものなるとしさんらしい歌を、なるとしさん自身のために、そして歌を待っている人たちのために届けてください。これまで通り、優しく、誠実に歌ってくださることが、何よりの強さだと思います。

なるとしさんの歌に出会えたこと、癒され、救われたことに、心から感謝しています。決勝戦、全力で応援しています。あなたの歌は、もうすでにたくさんの人の心に届いています。自信を持って、どうか最後まで楽しんでください。