→ レポートトップへ

ファンレポート
facebookXLINEHatena

芸術点が高い方が多い

【予選A-1】Movie Grand Prix vol.23

開催日: 2026/02/07

いよいよ4日後...
今回も3回戦の大舞台ですね。


今回出演される方々のSNSなどの動画を眺めていると、それぞれのアーティストが持つ「音の質感」の違いにハッとさせられる瞬間があります。今回はその中でも、特に独特の空気感で私の指を止めさせたサーモンノートさんについて、少しだけ独り言のように綴ってみたいと思います。


彼の音楽に触れてまず感じたのは、夜の帳がゆっくりと降りてくる時のような、静かなグラデーションの美しさです。 世の中にあるラップという表現は、時に強く拳を突き出すようなイメージがありますが、彼のスタイルはその対極にあるように感じました。言葉のひとつひとつが、まるで霧雨のようにしっとりと、けれど確実に風景を濡らしていく。そんな、どこか内省的でいて、聴く者の孤独を優しく肯定してくれるような響きを湛えています。


「恋」や「夢」といった、使い古されると脆くなってしまうような言葉たちが、彼のチルなビートに乗った瞬間に、まるですりガラス越しに眺める街灯のように淡い光を放ち始めます。そのリリックの選び方や、音に言葉を乗せる時の絶妙な「間」からは、単なるテクニックを超えた、作り手の静かな美学が伝わってくるようです。 MVの持つ、少し寂寥感を帯びた色彩との相性も素晴らしく、音と映像が溶け合うその空間に身を置いていると、日常の喧騒が遠い世界の出来事のように思えてきます。


激しく主張するのではなく、ただそこにある感情をそっと差し出すような、その控えめでありながら凛とした立ち居振る舞い。 都会の喧騒の裏側にある、誰にも見せない密やかな感傷を、彼は音楽という魔法で宝石に変えて見せてくれている気がします。画面の向こう側で静かに、けれど深く息づいているその表現の続きを、今はただ、大切に味わい尽くしたい。そんなふうに思わせてくれる、稀有なアーティストだと感じました。

投稿者

mom0chi

2026/02/03 21:54

オーディエンス参加型イベントメディア


Mudiaの楽しみ方

オーディエンス参加型イベントメディア

JASRAC許諾
第9022815001Y45037号