全国決勝はたくさんのグループが出演していて、どのパフォーマンスもそれぞれに個性があって見応えがありました。

私は特に印象に残ったのはあらちたぼれさんと映し音さんのステージです。

あらちたぼれさんは奄美のことばで歌っていて、聴いているだけで心が落ち着くような温かさがありました。声が重なるたびに柔らかさと力強さが同時に伝わってきて、自然と体が揺れてしまうほどでした。曲の中に込められた島の空気や祈りのようなものを感じられて、音だけでここまで伝わるのかと驚きました。

映し音さんのステージは、まったく違う魅力で圧倒されました。まるで映画の一場面を見ているかのように、歌声で情景が頭の中に広がりました。声の使い方がとても丁寧で、歌一つひとつに物語があるように感じました。歌の合間に生まれる静けさや、声が重なったときの響きがとても印象的で、会場の空気が一瞬で変わったのを感じました。

全国決勝ではほかにも素晴らしいグループが多くて、それぞれに感動がありました。それでも、この二組のパフォーマンスは特別で、終わった後も頭の中で歌声がずっと流れていました。あらちたぼれさんの歌声には島の穏やかさや温かみを感じ、映し音さんの歌声には物語性や情景が浮かび、全く異なる魅力が同じ空間で味わえたのは貴重な体験でした。

今後もライブやイベントで見かけたら必ずチェックしたいです。あらちたぼれさんと映し音さん、それぞれの声や表現の持つ力を感じながら、これからも応援を続けたいと思います。この日の体験は忘れられない思い出になりましたし、二組のステージを観られたことを本当に嬉しいです。これからも頑張ってください。