ライブハウス枠セミファイナル進出、本当におめでとうございます。
まつだはるみさんの名前を目にしたとき、長く音楽と向き合ってきた人ならではの落ち着きと誠実さを感じました。派手さで目を引くタイプではなく、音楽そのものを大切にしてきた姿勢が、自然と伝わってくる方だと思います。

これまで音楽と距離が近づいたり離れたりしながらも、決して手放さずに歩いてこられたことは、とても尊いことだと感じます。若い頃に思い描いていた形とは違っていても、自分のペースで、必要な時間をかけて音楽に戻ってくる。その積み重ねが、今の表現につながっているのではないでしょうか。

ライブハウスという場所は、技術や経験だけでなく、その人が歩んできた時間や想いが音に滲み出る空間です。まつださんの音楽は、聴く人の心に無理なく入り込み、そっと寄り添うような力を持っているように思います。大きな声で主張しなくても、ちゃんと伝わるものがある。その強さを感じます。

セミファイナルという場に立つこと自体が、これまで積み重ねてきた努力と選択の結果だと思います。結果だけで測れない価値が、すでにそこにはあります。聴く側にとっても、そんな背景を感じられる音楽に出会えることは、何よりの喜びです。

どうかこの先も、比べることなく、ご自身の音楽を信じて進んでください。ライブハウスで響く一音一音が、誰かの心を静かに支える力になるはずです。セミファイナルの舞台で、まつだはるみさんらしい音楽が届けられることを、心から応援しています。