『お涙ちょーだい』の歌詞を拝見して、19歳とは思えないほど深く繊細な感情表現に胸を打たれました。涙が枯れるほどの喪失感や、「嘘でもいいから愛してみてよ」という叫びのような願い。そのどれもが切なくて、でもどこかユーモアを帯びているタイトルと響き合っていて、とても魅力的に感じました。赤・黄・緑の曖昧な愛の色や、十人十色の違いを通して“だからこそ彩り合えた”と描くくだりには、若さ特有の真っ直ぐさと、大人びた客観性の両方が同居しているように思います。

音楽制作をすべて一人で手がけているとのこと、その姿勢は並大抵の努力では成し得ないものだと思います。自分の感情をそのまま音に乗せて届けられるからこそ、聴く人の心に深く響くのでしょう。『お涙ちょーだい』も、ただ悲しいだけの曲ではなく、愛した時間の尊さや、相手と共にあった幸せをきちんと抱きしめている温度を感じました。

19歳。これからの経験が、きっとさらに豊かな音楽に変わっていくと思います。迷いや葛藤さえも歌にしてきたあなたの表現力なら、必ず誰かの支えや救いになると信じています。

頑張ってください！