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【予選C-1】Movie Grand Prix vol.23
開催日: 2026/02/07
最近は、誰もがソロシンガーとして気軽に活動を始められるようになり、それでいて驚くほど質の高い作品を世に送り出せる時代になったんだなと、改めて実感しています。
機材やプラットフォームの進化によって、個人のクリエイティビティがダイレクトに形になる。そんな今の音楽シーンの面白さを象徴するような二人のアーティストに、今回の予選C-1で出会うことができました。
2月8日の記録的な寒波の中、選挙の投票を済ませて冷え切った体で画面を開いた私を待っていたのは、NONKOさんとManpaさんが提示する、全く異なるけれど共に完成された二つの世界観でした。
まず、1位通過を決めたNONKOさんの動画は、観ているだけで心がふわっと軽くなるような、春の柔らかな光のような明るさに満ちていました。50ポイントという高い支持を得ていましたが、その数字以上に、彼女の笑顔や歌声が持つ「陽」のエネルギーが、画面越しにこちらの体温を上げてくれるような感覚がありました。彼女の作品は、聴く人を自然と笑顔にするような、ポップで親しみやすい「質の高さ」が際立っていました。
一方で、今回私がどうしても併せて触れておきたいのがManpaさんの存在です。結果としては0ポイントという、数字の上では一見静かな着地となりましたが、彼の作り出す音の世界観は、ブロック全体の中でも一際落ち着いた、深い輝きを放っていました。Manpaさんの作品からは、流行に流されることなく、自分の中に流れている時間や感情を丁寧に、そして誠実に形にしようとする職人気質なこだわりが伝わってきました。それは派手な盛り上がりとはまた違う、聴けば聴くほど心に深く馴染んでいくような、不思議な安心感と奥行きのある表現でした。
昨日のような凍える寒さの日に、NONKOさんのような心を照らす光と、Manpaさんのような心に寄り添う深い音の、両方に触れられたのは本当に幸せなことでした。誰かが一生懸命に作ったものに触れると、心の中に小さな灯がともるような感覚になります。この二人が、それぞれの感性を信じて音を鳴らしている姿は、これからの個人の活動がさらに面白くなっていくことを予感させる、そんな密度の高い時間でした。
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