シューゲロック的な魅力が素敵です
水都音楽祭2022 オンラインオーディション【オールジャンル 予選F-2】
開催日: 2022/07/16
このオーディションで知りました。
シューゲイザーロック的なアプローチで退廃的かつ日常のアンニュイ感がでた楽曲がとても素晴らしかったです。
一時期、友人たちとフィードバック・ノイズやエフェクターなどを複雑に用いた深いディストーションをかけたギター、ミニマルなリフの繰り返し、ポップで甘いメロディを際立たせた浮遊感のあるサウンド、囁くように歌い上げるボーカル、みたいな、
いわゆる「シューゲイザーロック」な楽曲をずっと漁っていました。
日本のロキノンなどのシーンに多大な影響を与えたシューゲイザーは90年代初頭に巻き起こったブーム的ジャンルであり、ジーザス・アンド・メリー・チェインを源流とするムーヴメントのことで、〈Shoe=靴+Gazer=見る人〉をいう意味そのままに、下を向きながら轟音ギターを掻き鳴らすUKロックの一部分の総称です。
轟音ギターと言ってもただうるさいだけでなく、幾重にも重なったフィードバック・ノイズの荒波の中にある繊細なメロディーや、深いエコーとリヴァーブの掛かったヴォーカルなど、浮遊感溢れるエンジニアリングも特徴のひとつで、〈メランコリック〉〈憂鬱〉という内省的な言葉がキーワードになっていたようです。
タジウナヒューズさんはこれよりは輪郭がはっきりしていて爽やかさも感じさせますが、根底にこういった「気だるさ」や「憂鬱感」がまさにサウンドと歌唱から届いてくるようで聞き入ってしまいました。
タジウナヒューズのような楽曲は、不思議なことにいつ聴いても新鮮に聴こえます。
シューゲイザーというジャンルは、ファーストインパクトで新しい価値観を提唱し、それに感銘を受け、魅了されたアーティストたちが自分たちの表現方法をもってシューゲイザーを鳴らし続けてきたからこそ、新鮮さ、独自さを感じさせるのでしょう。
た。
タジウナヒューズは単なるライブ、音源ではなく、強烈な音楽体験を視聴者に食らわせられるポテンシャルを持っていると思います。
Luby Sparks、For Tracy Hyde、bdrmm、I Mean Us、Rev Magnetic、RINGO DEATHSTARR、The Pains Of Being Pure At Heart、The Radio Dept.、Cosmic Child、Charlotte is Mineなどの、現在のシューゲロックを背負う大物バンドに次ぐ、日本からの新星となってほしいと思っています。
応援しています。
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