若い方々の「葛藤」と、それぞれの人生
【sonar-u community】THE ART OF GETTING LOST〜迷いや葛藤を音楽に昇華〜【ゲスト:101】
開催日: 2025/10/20
「sonar-u community」という番組で、「101」というバンドのインタビューを拝見しました。「迷いや葛藤を音楽に昇華」というのが主題だそうで。我々の若い頃も、フォークソングなどはそういった若者の心の叫びを歌にしたものが多くありましたな。
101というバンド、音楽は「ロック」というものでしょうか。我々には少々賑やかに感じられましたが、ボーカルの原さんという方の歌声は、非常に高く、澄んでおられる。これは才能でありますな。
インタビューで驚いたのは、この原さんが昔「ボーイズグループ」というものを目指しておられたとのこと。我々の時代にはなかったもので、時代の違いを感じますな。しかし、どのような道を通ろうとも、こうして今、音楽で自分を表現されているのは立派なことであります。
何より興味深かったのは、メンバー間の「違い」であります。 ボーカルの原さんが「葛藤ばかり」の、いかにも芸術家肌の方であるのに対し、ベースのジャッキーさんは「(葛藤は)一切ない」と即答された。これは実に見事でありますな。 人生、葛藤ばかりでも疲れてしまいますし、かといって悩みがないのも深みが出ない。このお二人のように、違う考え方の人間が集まって一つのもの(バンド)を作っていく。これは、我々が昔、会社という組織で働いていたことと、何ら変わりありませんな。実に良いバランスなのでしょう。
ベースという楽器も、「あいていたから滑り込んだ」という成り行きだったとか。人生とは、そういう偶然の積み重ねでできていくもの。面白いものでありますな。
ドラムの方が募集中とのこと。これだけ魅力的な方々ですから、きっと良いご縁があることでしょう。若い方々が悩み、そして楽しんでいる姿は、それだけで価値があるものだと感心いたしました。
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