予選Eブロックは、「歌声」の力が強いアーティストが多くて、聴き入っちゃいましたね。

まず、ロック好きとして反応しちゃったのが「Ryo」さん。 曲はしっとりめなんですけど、声がハスキーがかってて、それがすごく曲に合ってるんですよ。 で、歌詞がヤバい。 「未完成でもどうしようもないほど僕たちはそれだけで愛おしい」。 これ、最高にエモくないですか？ ロックって、「完璧じゃない自分」を叫ぶ音楽だと思ってるんで、この歌詞にはシンパシー感じまくりでした。 不器用でもいいから、そのままでいいんだって言われてる気がして、グッときましたね。

それから、「奈月れい」さんの圧倒的なラスボス感（笑）。 ピアノとストリングスのバラードなんですけど、スケールがデカすぎてビビりました。 声が中性的で、でも包容力があって、聴いてると目の前に広い景色が浮かんでくるような。 寂しげなイントロから始まって、だんだん力強くなっていく展開とか、完全に映画のクライマックスじゃないですか。 ドラマティックすぎて、一曲聴き終わった後の満足感がハンパなかったです。

「DawnLuLu」さんは、アコースティックなサウンドが心地よかったですね。 アコギの音って、やっぱり落ち着きます。 男女のコーラスワークも綺麗で、朝焼けを見ながら散歩してる時とか、フェスの帰りの夜道とかで聴いたら最高に気持ちいいだろうなーって妄想しちゃいました。

「ひ〜ろ〜」さんの温かい声も良かったです。冬の野外イベントで、ホットドリンク飲みながら聴きたい感じ。

派手なバンドサウンドだけがロックじゃないっすね。 こういう、心に直接届くような歌を聴くと、改めて音楽の良さを感じます。 どの曲が選ばれても、映画の良いスパイスになりそうです！