私は女性として、この「sonar-u community 男性アーティストが描く女性目線の歌」（ゲスト：聖響）に参加した経験を心に刻みました。静謐なAORのメロディーに乗せて、男性である聖響さんが紡ぎ出す女性の内面や視点が、柔らかく、しかし確かな熱量で響いてきました。

番組冒頭では、聖響さんが自身の制作プロセス、特に「女性目線の歌詞」をどうして取り入れるようになったのかを語ってくれました。その誠実な言葉は、まるで隣でささやかれたように近く、女性として心に自然と寄り添ってくれたのです。曲に込められた情感は、私にとって新鮮な驚きと共感を呼び起こしました。

そして、司会のソナーユージさんとレギュラーコメント役のイケチンさんが繰り広げたディスカッションも印象的でした。鋭くも温かい質問に、聖響さんが丁寧に答えるたび、音楽の奥深さや言葉と感情の関係性に、女性として改めて興味を持たされました。

私が特に心を動かされたのは、リスナーからの質問に対する聖響さんの応答でした。その中には、「女性のどんな感情を歌に乗せたいか」「聴く女性にどう感じてほしいか」というような問いに、真剣に言葉を選びながら答える姿がありました。そこから伝わってきたのは、単に曲を届けるのではなく、女性の心を理解しようとするまなざしでした。

終始、温かいコミュニティ感が漂う配信で、画面越しに共有された一体感にも心が安らぎました。男性アーティストの視点で描かれる女性像に触れることは、私にとって鏡のようであり、また新たな視座をもたらしてくれました。

最後になりますが、本当に素敵な時間をありがとうございました。司会のソナーユージさん、イケチンさん、そして何より聖響さん、あなた方の温かな語りと音楽によって、私は自分自身を改めて感じる機会をいただきました。またぜひ、このような心に残るひとときを共に過ごせますように。ありがとうございました。