にょっきOTONOVAファイナル進出おめでとうずっとずっと応援してきたので本当に嬉しいです。

にょっきは色んな才能と魅力に満ち溢れた天才シンガーソングライターですけれども、私が1番すごいなあと思うのはやっぱり、作曲・作詞のセンスです。

にょっきの歌詞の言葉選び、とにかくすてき。
聴いてる人の立場や経験、思い、今現在の気持ちで受け取り方が変わるような少し抽象的な感じ。にょっきはこんなことを想像しながら書いたのかなとか、こんな気持ちの時に書いたのかなとか、聴きながら色んなことを考えてしまいます。

それでいて、まっすぐな熱い思いはしっかりと伝わってくるストレートさ。
今までにこんなに心にグッとくる、魅力的な曲に出会えたことがありませんでした。
にょっきって本当にすごい。

あまり動画とかは出てないどちらかといえばマイナーな曲ですが、私が好きなにょっきの曲の歌詞を少し紹介します。

"誰もが望んだ未来にはならない"
"進んだ技術は人を操る道具さ"
"金を追いかけるだけの生活なのか"

という歌詞があります。
私は今20代ですが、現代ってSNSなしには語れないじゃないですか。どんどん進化して便利だけど、でも、そんなSNSありきの社会、否が応でも他人と比べてしまって自信をなくすこともあったり、人とのつながりは生きていく上で必要だけれど、それに対する疲労感とか。

この先の未来への漠然とした不安とか。毎日働いてお金も稼いでるけど、それなりに満足してるけれど、それって何のためなのかなあとか、時々わからなくなる。

楽しいことも多いけど、何となく感じている心のモヤモヤを代弁してくれるようなこの歌詞には、共感しかなくて。解釈は人それぞれだと思うけど、こういう言葉に変えて歌にしちゃうような、にょっきって人が本当に好きなんです。

「二足歩行」という曲です。

歌詞は暗め、重めだけどメロディは明るめで、その不調和、不安定さもこの曲の魅力だと思います。
気になった人はにょっきの路上ライブ、配信などでリクエストしてみてくださいね。

ファイナルがいまからとっても楽しみです。