独自の声と旋律で響く FiPu の魅力
SOUNDNAUTS × OTONOVA 代表予選1
開催日: 2025/09/16
FiPu さんを OTONOVA 2026 のエディションを通じて知ることができ、とても嬉しく思います。彼の音楽と表現のスタイルが、多くの人に届くと確信しています。この予選を通じて、FiPu さんがさらに多くの聴衆と共鳴できることを願っています。
まず、FiPu さんは関西・関東を拠点に活動するシンガーソングライターで、作詞・作曲・歌唱をすべて自身で手がけるアーティストです。
私に特に印象を残したのは、その歌声の繊細さと芯の強さの両立です。都会的でもありながら感情の機微を取り逃さないその歌い方は、FiPu さんの楽曲の大きな魅力です。
次に、FiPu さんのオリジナル曲について、特に「妖姿(ようし)」と「花園の詩(かえんのうた)」について詳しく触れます。
「花園の詩」について
「花園の詩」は2024年5月にリリースされたシングルであり、美しい旋律と詩的な歌詞が印象的な曲です。
歌詞では、「絵の具のように凝り固まったかたい頭少しほぐして」「花のように綺麗な旋律を歌詞にのせて歌おう」など、日常の硬さを柔らかくほぐし、心の中の色や季節感、光、風、隣人、思い出、生命といった普遍的なモチーフを織り交ぜながら、聴き手と共鳴する世界を創り出しています。メロディは優しく、しかし力強さもあり、静かな希望と温かさを感じさせます。
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「妖姿」について
「妖姿」は2025年2月リリースのシングルで、FiPu の最近の作品です。
この曲では、「妖しい姿」「姿」という言葉がもつ曖昧さ・美しさ・神秘性を用いて、聴き手に視覚ではない「感じる姿」の世界を提示しているように思えます。声の使い方、間や余韻を意識した表現、歌詞の言葉選びからは、FiPu のアーティストとしての成長と挑戦が見えます。
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なぜ FiPu の創作に注目すべきか
オリジナリティと一貫性
全ての曲を自分で作詞作曲し、独特の声とメロディラインを持っている点で、他にはない存在感があります。
感情の揺らぎを捉える力
「花園の詩」や「妖姿」の中では、喜び・寂しさ・不安・希望など、複数の感情が混じり合う瞬間を、言葉と音楽で繊細に描いています。聴き手が自分の中の似た感情を重ねやすいので、共感を呼びやすいです。
音楽性の幅
J-POP に根ざしつつ、ロックやアンビエント、ポップ・メロディの要素を取り入れたり、静かなパートと盛り上がるパートの対比があったりと、楽曲ごとの表情が豊かで飽きさせません。
未来性と成長の予感
所属やリリースの歩みを見ても、2022年の「U惑」から現在に至るまで、毎年コンスタントに作品を出しながら表現を磨いてきており、今回の OTONOVA という大きな舞台が、FiPu の可能性をさらに広げる良い機会になると思います。
このステージを通じて、多くの人が FiPu さんの音楽を知り、応援する輪が広がることを心から願っています。予選、そして本番、がんばってください!
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