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種を蒔き、歌を紡ぐ ― まゆさんの音楽と精神世界

四谷outbreak!【東京】

OTONOVA 2026【ライブハウス枠】セミファイナルC

開催日: 2025/12/28

まゆさんは、静岡県出身のシンガーソングライター。ギター弾き語りを軸に、時にはバンド編成でも表現を行い、東京・神奈川を中心に活動しながら遠征ライブにも精力的に足を運んでいる。その行動力は周囲からも印象深く、「君の行動力が好きだよ」と声をかけられることもある。


まゆさんの音楽世界を語る上で欠かせないのが、畑を耕し、土と向き合う日常である。季節の移ろい、植物の成長、土の匂い、風や光の変化。それらは単なる生活の一部ではなく、感性や創作の源となっている。自然の循環に身を置くことで感じ取る生命のリズムは、まゆさんの音楽に静かで確かな深みを与えている。


まゆさんの世界観は、スピリチュアル、ファンタジー、SFといった要素を内包しながら、森や自然、宇宙、精神世界の調和をテーマとして広がっていく。アニメ・漫画・文学から影響を受けた物語性のある表現は、現実と非現実、生と記憶、目に見える世界と見えない世界の境界を軽やかに行き来する。


「なんで私は歌うんだろう」「なんで私は音楽なんだろう」。その問いは、土に触れ、種を蒔き、芽吹きを待つ時間の中でも繰り返し浮かび上がる。音楽活動は、過去の自分の出来事を目の当たりにしながら、人が生まれてくる意味や、生まれる前に忘れてしまった使命のようなものを思い出そうとする営みでもある。その探求は、まゆさん自身だけでなく、聴く人一人ひとりの内側へと静かに届いていく。


音楽はまゆさんにとって、魂の記憶と現在をつなぐためのツールのひとつだ。「私に出来るのは、あの頃の情熱の火を絶やさず、消さないように燃やし続けることだ」という言葉の通り、畑で育てる命と同じように、音楽もまた丁寧に育まれている。


今回のプロジェクトは、その音楽と世界観をさらに掘り下げ、より分かりやすく、より深く人々に伝えるための試みである。まゆさんの音楽は、自然と精神世界、そして私たち自身を再びつなぎ直すための“場所”なのだ。


 

 
 
 


 

投稿者

otooo

2025/12/17 16:14

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