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エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第2戦
開催日: 2025/12/14
平均年齢20歳の彼らがステージに現れた瞬間、空気が少しだけピリッと引き締まったように感じました。まだどこかあどけなさの残る表情とは裏腹に、楽器を持った瞬間にスイッチが入るあの感覚。彼らが掲げる「感情的衝動を届ける」という言葉が、単なるスローガンではなく、彼らの生き様そのものなのだと理解するのに、時間はかかりませんでした。
ライブが進むにつれ、印象に残ったのはその「剥き出しの音」です。技術的に完璧に整えられた音楽も素敵ですが、オプティミストの魅力はそこではありません。今の自分たちにしか鳴らせない音、今この瞬間にしか吐き出せない感情を、一音一音に力任せに詰め込んでいるような、そんな泥臭いカッコよさがありました。
特に、曲の盛り上がりでボーカルが叫ぶように歌うシーンや、それに呼応するように激しさを増す楽器陣のアンサンブルには、正直に言って鳥肌が立ちました。「上手く見せよう」とするのではなく、「この想いを今ここで使い切ってやる」という20歳のリアルな衝動。その純度の高いエネルギーに、気づけば客席のあちこちで拳が上がり、会場全体が彼らのペースに巻き込まれていきました。
千葉という場所でバンドを組み、切磋琢磨してきたであろう彼ら。東京というアウェイな環境、そして予選という独特なプレッシャーがあるなかで、自分たちのスタイルを崩さずに突き進む姿は、観ている側に「ロックバンドって、やっぱりこうでなくっちゃな」と思わせてくれる爽快感がありました。
彼らの旅は、まだ始まったばかりです。平均年齢20歳ということは、これからもっと多くの経験をし、その音楽はさらに深く、鋭くなっていくはずです。でも、今日この予選のステージで見せてくれた、あの危うくて熱い「衝動」は、今この瞬間の彼らにしか出せない宝物だと思います。
オプティミストの皆さん、最高に熱いステージをありがとうございました。この予選を突破し、さらに大きな舞台で、もっと多くの人をその衝動で揺さぶる姿が見たいです。千葉から東京へ、そしてその先へ。彼らの進撃を、これからも全力で応援し続けたいと思います。
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