「いきぬきせんと〜柴田ヒロキワンマンショー」というタイトルを見たとき、まず名前よりもその言葉の柔らかさが印象に残りました。

気負わず、構えすぎず、でもちゃんと“今の自分”を届けようとしている空気を感じて、自然と柴田ヒロキさんのことが気になりました。

実際に情報を追っていくと、派手さや大きな肩書きで語られるタイプではなく、日常の延長線に音楽や表現がある方だという印象を受けました。

だからこそ、このワンマンショーという形にも納得感があり、「特別な日」というより、「今この時間を共有したい」という気持ちが伝わってきます。

柴田ヒロキさんの魅力は、無理に背伸びをしないところにあると思います。力強く引っ張るというより、同じ目線で隣に座って話しかけてくれるような距離感。聴く側が身構えなくていいからこそ、言葉や表情がすっと入ってきて、気づいたら心がほぐれている、そんな存在です。

「いきぬきせんと」という言葉も、このワンマンショーを象徴しているように感じました。頑張りすぎなくてもいい、立ち止まってもいい、そんなメッセージが押し付けではなく自然に伝わってくるのが、柴田ヒロキさんらしさだと思います。

今回のワンマンショーは、ただ楽しむだけの時間ではなく、日常に戻る前に深呼吸をさせてくれるような場になるのではないでしょうか。

まだ知らない人にこそ届いてほしい、そんな優しさのあるステージだと感じています。