12月19日に開催予定の「いきぬきせんと〜柴田ヒロキ ワンマンショー」の告知を目にしてから、心のどこかで静かに楽しみにしています。

まだ当日参加できるかは分からないのですが、タイトルやこれまでの活動を知るにつれて、このライブはきっと穏やかで温度のある時間になるのだろうと感じています。

柴田ヒロキさんは、派手な言葉や強い演出で惹きつけるというよりも、日常の延長線上にそっと音楽を置いてくれるような存在だと思いました。

忙しさや不安で呼吸が浅くなりがちな毎日の中で、「いきぬき」という言葉が自然と心に染み込みます。

無理に前を向かせるのではなく、立ち止まることや緩むことを肯定してくれるような、そんな優しさを感じます。

ワンマンショーという形は、アーティストの人柄や音楽への向き合い方がより素直に伝わる場だと思っています。

一曲一曲に込められた思いや、その場の空気を大切にしながら進んでいく時間は、きっと聴く側にとっても特別なものになるはずです。

柴田さんの音楽は、聴く人それぞれの気持ちに寄り添い、無理に答えを出さずに「そのままでいい」と語りかけてくれるような印象があります。

参加できるか分からない立場だからこそ、このライブが誰かの心の拠り所になる光景を想像してしまいます。

仕事や家庭、人間関係の中で張りつめていた気持ちが、音楽とともに少しずつほどけていく。そんな時間を必要としている人は、きっとたくさんいるのではないでしょうか。

「いきぬきせんと〜」というタイトルには、頑張り続けることだけが正解ではないというメッセージも感じられます。

音楽を通して、深呼吸できる場所を作ろうとしている柴田ヒロキさんの姿勢そのものが、すでに多くの人への応援になっているように思います。

12月19日、このワンマンショーが温かく、穏やかな夜になりますように。

そして、柴田ヒロキさんの音楽が、これからも誰かの心にそっと寄り添い続けていくことを願っています。参加できてもできなくても、心から応援しています。