仕事で忙しい一週間が終わり、心身ともに疲れ果てていた夜、たまたまネットで見つけたのが「歌降る夜 vol.7」という配信イベントでした。 「歌降る夜」というタイトルと、「未来の歌姫」という言葉に、なんだかとても惹かれたんです。激しい音楽や、難しいことを考えるのはもうお休みして、ただただ綺麗な歌声に癒されたい…まさにそんな気分にぴったりのイベントだと思いました。

会場は「池尻大橋#chord_」という場所だったそうで、配信越しに見るステージが、照明も相まってとても綺麗で…。まず、その空間の美しさだけで、ささくれていた心が少しほぐれるような気がしました。

出演されていたのは、すずきゆいさん、NAO ANNO(安納なお)さん、祈世麻里さん、ayakaLABOさん、姫野香織さん、虹空ひなたさん。皆さん、女性のソロシンガーの方々でした。 アコースティックギターやピアノの優しい音色に乗せて、一人ひとりが丁寧に、大切に言葉を紡いでいく姿が印象的でした。

最近は、BPMの速い曲や、情報量の多い曲が流行っている気がしますが、私にとっては少し疲れてしまうこともあって…。でも、この日のイベントは、まさに「こういうのが聴きたかった」と思える音楽ばかりでした。 女性シンガーさん特有の、繊細で、透明感のある歌声。優しく背中をさすってくれるような曲、仕事で張り詰めていた気持ちをそっと解き放ってくれるような曲…。

特に、歌詞がすっと心に入ってきました。日常の中にある小さな悩みや、ふとした瞬間に感じる孤独、でも、明日を信じる小さな希望。そういう、私たちが日々感じていることに寄り添ってくれる言葉たちに、思わず涙が出そうになりました。 彼女たちも、きっと色々なことを乗り越えて、今あのステージで歌っているんだなと思うと、歌声の向こう側にある「人生」みたいなものまで感じられて、より深く感動してしまいました。

「探せばこういった素敵なステージがあるんだな」と、素敵な発見をした気分です。本当に、タイトル通り「歌が降っていた夜」でした。心が洗われて、また明日から頑張ろうって、素直に思える力をいただきました。