「Acappella Grand Slam」っていう学生さんのアカペラ大会の予選動画を見ました。4年生部門だそうです。

僕のアカペラの知識って、正直、昔テレビでやってた「ハモネプ」で止まってたんです。「ボイパすごいなー」くらいの。 で、今回久しぶりにちゃんと見てみたら…もう、衝撃でした。レベルが違いすぎて。

e.s.t.さん、紅涙さん、ムゲン逃行さん…とか、まず参加グループが30組以上もいることにびっくり。アカペラって、こんなにメジャーなサークル活動になってるんですね。

何より驚いたのが、やっぱり「ボイパ」と「ベース」の音。 僕が知ってるボイパって、「シュッシュッ、チキチキ」みたいな感じだったんですけど、今のはもう「ドッドッ、スパーン！」って、本物のドラムセットの音にしか聴こえない。 ベースも「ブーン、ブン」って、ちゃんと音程があって、曲の土台をしっかり作ってる。 あれ、全部「声」なんですよね…？信じられない。

だから、アレンジも昔みたいなしっとりした曲だけじゃなくて、「DOPE」さんとか「KICKIN'BOUGIE」さんみたいな、ファンキーでノリノリの曲とか、「烏丸FEVER」さんみたいなロックな曲もあって、普通にバンドのライブ見てるみたいに楽しめました。 もちろん、「咲き麗」さんみたいな、ハーモニーの綺麗さで聴かせるグループも、声が重なる美しさがすごかったです。

これが「4年生」っていうのも、なんかグッときますね。学生生活最後にかけてる「本気」が伝わってきて。 いやー、正直ナメてました。アカペラ、めちゃくちゃ進化しててカッコよかったです。

バンドとかアイドルとか、もっというとオーケストラとかとはまた違う、声だけの迫力。振れ幅。

TiktokとかXだけさらっとみててもあんまり流れてこないし、きっかけがないと知り得ない世界だったから、このイベントは本当に出会えてよかった。

あと、普通に音楽の根源的な楽しさとか、そういうのを体感できました。

感謝。