「Movie Grand Prix vol.22」セミファイナルBブロック、結果が出ましたね。 このブロックは、予選の時から「ごった煮」感がすごくて、どうなることかと思っていましたが、蓋を開けてみれば、やはり「個性」の強さが勝敗を分けた形になりました。 見事1位でファイナル進出を決めたのは、「MAUDIE featuring Shingo Matsuda」さん！おめでとうございます！

予選を1位通過された時から「すごい世界観だな」とは思っていましたが、このセミファイナルでもその勢いは衰えませんでしたね。 正直、私が普段好んで聴くような「オシャレなポップス」とは対極にあるような、極彩色でチカチカする映像と、コミカルで破天荒な楽曲。 いわゆる「ニッチ」なジャンルだと思うのですが、だからこそ、そこに惹きつけられたファンの方々の熱量が、他のどのアーティストさんよりも「濃かった」のかもしれません。 「万人受け」を狙うのではなく、「刺さる人に深く刺す」というスタイルの強さをまざまざと見せつけられた気がします。

ただ、他のアーティストさんたちの追い上げもすごかったですよね。最後まで全く読めない展開でした。 私が予選で気になっていた「狐の嫁入り前」さん。あの夜の都会が似合う洗練されたサウンドは、やっぱり素敵でした。こういう音楽が評価される場であってほしいな、とも思っていたのですが、今回はMAUDIEさんのインパクトが一枚上手だったようです。 そして、ロックバンド勢の「Re:Flame」さんと「The OverLay」さん。 Re:Flameさんの実直でエモーショナルな熱さ、The OverLayさんの爽やかな疾走感。 どちらも、ライブハウスの熱気がそのまま伝わってくるような素晴らしいパフォーマンスで、終盤の追い上げには「もしかして逆転する？」と思わせる勢いがありました。

結果としてMAUDIEさんが逃げ切りましたが、どのアーティストさんが勝ってもおかしくない、本当にレベルの高い戦いでした。 ファイナルという大舞台で、MAUDIEさんがどんな「革新的」なステージを見せてくれるのか。今から怖いもの見たさで（笑）、とても楽しみです。