頑張ってください!
OTONOVA 2026【ライブハウス枠】セミファイナルB
開催日: 2025/12/27
金川蓮さんのプロフィールを拝見した際、まず目を引いたのは、積み上げてきたキャリアの「重み」でした。ダンス&ボーカルグループのリーダーとして5年間、Zeppのステージに立ち、自ら作詞作曲を手がけた楽曲がテレビから流れる。それは、多くの表現者が憧れ、そして到達できずにいる「プロフェッショナル」としての確かな足跡です。
しかし、2025年のグループ解散という出来事は、彼にとって一つの物語の終焉であり、同時に「金川蓮」という個人の魂を剥き出しにするプロローグでもあったのではないでしょう
彼がソロ活動のテーマに掲げた「Demo」という言葉には、大人である私たちの胸を突く、鋭くも繊細な感性が宿っています。
第一に、社会の理不尽や己の未熟さに対する「Demonstration(デモ、抗議)」としての音楽。日常の中で誰もが抱く、しかし言葉にできずに飲み込んでいる怒りや不満を、彼はピアノという幼少期からの相棒と共に、切実なメロディへと変換しています。
第二に、それ「でも」なお、この世界を愛そうとする祈り。怒りで終わるのではなく、音楽というフィルターを通すことで、混沌とした現実を肯定し、愛へと昇華させるプロセス。その葛藤こそが、多くのリスナーの孤独に寄り添う光となるのです。
特筆すべきは、「過去の自分は現在の自分にとっての“Demo音源”に過ぎない」という考え方です。 かつての栄光も、挫折も、すべては「現在の最高傑作」を作り上げるための素材であるという、この徹底した向上心。成功体験に安住することなく、常に「未完成の自分」を更新し続けようとする姿勢は、日々社会で戦う私たち大人にとっても、強い刺激と勇気を与えてくれます。
今回のライブハウス枠での参戦。大きなステージを経験してきた彼だからこそ、ライブハウスという濃密な空間で、一人一人の観客とどれほど深く魂を共鳴させることができるのか。その熱量に期待せずにはいられません。
金川蓮さん。あなたが紡ぐ「Demo」は、もはや試作などではありません。それは、傷つきながらも立ち上がり、前を向こうとするすべての人間にとっての「真実の歌」です。 セミファイナルのステージで、あなたの歩んできた道のりすべてを音に乗せ、解き放ってください。その圧倒的な進化の瞬間を、私たちはしっかりと心に刻みつけたいと思います。応援しております!
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