kupuさんお疲れ様でした!
【sonar-u community】響きを託す歌詞の作り方【ゲスト:kapu】
開催日: 2025/12/08
今回のトークイベントは、「歌詞を書く」という行為を感覚だけで語るのではなく、言葉そのものの扱い方や、音楽に乗ったときにどう響くのかを丁寧に考える時間だったように感じています。
響きを託す歌詞の作り方がとても気になりました。
歌詞制作というと、感情や経験をそのまま言葉にするイメージが強いですが、実際にはそれ以上に細かな選択の積み重ねで成り立っているのだと、改めて整理できる内容でした。
印象的だったのは、「何を伝えるか」よりも「どう残るか」という視点です。
意味が正確に伝わるかどうかだけでなく、歌として聴いたときにどんな余韻を残すのか、どこで耳に引っかかるのか、といった部分を意識する重要性が語られていました。
言葉の意味だけを追うのではなく、音としての言葉を見るという考え方は、普段あまり意識していなかった点でもあります。
また、歌詞を完成形として捉えるのではなく、何度も書き換え、削り、残す作業そのものが表現の一部であるという話も印象に残りました。最初に浮かんだ言葉が正解とは限らず、むしろ違和感や引っかかりを手がかりに修正していく過程が、結果として楽曲の説得力につながっていくのだと感じました。
全体を通して、特別なテクニックを押し付けるような内容ではなく、日々歌詞と向き合う中で使える考え方を一つずつ共有していくような進行だった点も安心感がありました。これから歌詞を書く人にとっても、すでに書いている人にとっても、自分の作り方を見直すきっかけになる時間だったと思います。
歌詞制作はどうしても正解が見えにくい作業ですが、今回の内容はkupuさんの思いが伝わりました。「迷うこと自体が間違いではない」という前提で話が進んでいたように感じられました。肩の力を抜いて言葉と向き合うヒントを持ち帰れるイベントだったと思います。
kupuさんお疲れ様でした!
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