IGUBEさん、2024年結成、そして9月に初ライブ。

まだ歩み始めたばかりのバンドだと聞いて、まず感じたのは「これからが本当に楽しみな存在だな」ということでした。長く音楽を聴いてきた身として思うのは、結成して間もない時期のバンドほど、その人たちらしい熱や勢いがまっすぐに伝わってくる、ということです。IGUBEさんには、まさにその“今しか出せない音”があるように感じます。

「盛り上げるためならなんでもやります！」という言葉からは、音楽に対する覚悟と、聴いてくれる人への真剣な思いが伝わってきます。年齢を重ねると、つい安全な選択や無難な道を選びがちになりますが、IGUBEさんは最初から枠に収まらず、真正面から挑戦している。その姿勢はとてもまぶしく、同時に頼もしくもあります。

ミクスチャーロックというジャンルは、簡単なようで実はとても奥深いものです。さまざまな音楽要素を混ぜ合わせるからこそ、バンドの個性やセンスがはっきり表れます。IGUBEさんは、ジャンルに縛られることなく、自分たちが「面白い」「楽しい」と思えるものを信じて鳴らしているように感じました。それは、聴く側の心も自然と動かしてくれます。

初ライブを終えたばかりということは、これから経験することも、悩むことも、きっとたくさんあるでしょう。でも、その一つ一つがバンドの血となり肉となって、音に刻まれていくのだと思います。今はまだ荒削りな部分があったとしても、それも含めてIGUBEさんの魅力。完成されていないからこそ、応援したくなるのです。

若いバンドの成長を見守るのは、音楽ファンにとって何よりの喜びです。IGUBEさんがこれからどんなステージを見せてくれるのか、どんな景色を目指して進んでいくのか、とても楽しみにしています。どうか恐れず、遠慮せず、これからも全力で音楽を鳴らし続けてください。

心から、応援しています。