「エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第2戦」お疲れ様でした。Muの皆さんが放つ重厚なサウンドは、まさに「大人の本気」を感じさせる素晴らしいものでした。HR/HMという、情熱とテクニックが真っ向からぶつかり合うジャンルをあえて選び、自らを「おじさんとおばさん」とユーモアを交えて表現しながらも、ステージで見せたその気迫は、並み居る若手バンドを圧倒するほどの鋭さがありました。青春時代に血を沸かせたあの歪んだギターの音色、地を這うような重低音、そして魂を揺さぶるパワフルな歌声。それらが今の年齢だからこそ出せる「深み」と「説得力」を伴って響いてきたとき、会場の空気は一瞬で熱く塗り替えられました。

若い世代の爆発的なパワーも確かに魅力的ですが、Muの皆さんのように、人生の酸いも甘いも噛み締めてきた大人たちが、再び楽器を手に取り、夢中になって音を鳴らす姿には、言葉では言い尽くせないほどの輝きがあります。「若いパワーに負けないように」という謙虚な言葉の裏側に隠された、音楽に対する一切の妥協がない姿勢と、何よりも自分たちがステージを心から楽しんでいる様子が、観客の心に火を灯してくれました。エマージェンザという、観客の評価が直接届く厳しい舞台において、技術以上にその「気合」と「生き様」が伝わってきたことは、同世代のリスナーにとっても大きな勇気になったはずです。

Muの皆さん、あなたがたが鳴らすその一音一音は、毎日を戦い抜くすべての大大人たちへの最高の応援歌です。若さに勝負を挑むその不屈の精神こそが、HR/HMの本質であり、真の格好良さなのだと思い知らされました。予選という過酷な戦いの中にあっても、自分たちの信じる「好き」を貫き通すその姿を、私たちは誇りに思います。これからもその重厚なサウンドで、ライブハウスの壁を揺らし、私たちの魂を震わせ続けてください。次のステージでも、さらに気合の入った、熱く激しいパフォーマンスに出会えることを確信しています。Muというバンドの物語は、ここからさらに加速していくはずです。私たちは、その最高にクールな「大人の本気」を、これからも全力で応援し続けます！