レポート：もちもちもっち さんの予選B-2通過と次のステミファイナルへ

まず初めに、もちもちもっちさん、予選B-2を見事通過し、セミファイナルへ進出されたこと、心からおめでとうございます。予選B-2では勝ち抜き枠2組という厳しい競争でしたが、もちもちもっちさんはその中で光る存在として、多くの支持を集めました。 

もちもちもっちさんについて簡単に紹介します。東京を拠点に活動するシンガーソングライターであり、コスプレイヤーとしての顔も持ち、自作曲・作詞・衣装制作・グッズデザインなどクリエイティブな要素を自身で手がけるクリエイター系アイドルユニット「ばぐのいあ」のメンバーです。 

 ファン数はまだ多くはないものの、歌声や表現の幅広さで確かな存在感を徐々に築いており、このプロジェクトを通じてその魅力に触れることができて本当に嬉しく思います。

そして、もちもちもっちさんのオリジナル曲について。
代表的な楽曲の一つに「僕がこの世界のバグだったとしても」があります。これは「ばぐのいあ」として歌唱され、作詞・作曲はもちもちもっちさん自身。歌詞とメロディには、世界や社会に対する疑問や自己の存在への問いが込められており、「もし自分がこの世界の“バグ”であるなら」という皮肉めいた比喩を使いながらも、その中で自分をどう生きるか／どう自己を肯定するか、という内的葛藤が静かに、しかし確かな力で表現されています。アレンジには変化があり、強いビートと繊細な音色のコントラストが印象的で、聴く者に引き込まれる力があります。 

では、なぜ私はもちもちもっちさんがBSドラマの主題歌を創れると考えるのか、その理由を挙げます：

自己表現の深さとキャラクターの明確さ：自作詞・作曲を手がけ、衣装・グッズまで含め自らのクリエイティブ世界を作る姿勢は、ドラマの世界観と主題歌を強く結びつけることができる。

感情のレンジの広さ：「僕がこの世界のバグだったとしても」のように、内省的な歌詞、憂いや苦しさを抱えていても、それを否定せず包み込もうとする温かさが感じられる。この感覚はドラマの登場人物の複雑さ／葛藤を表現するのに非常に適している。

音楽的完成度と聴覚への訴求力：アレンジや声の使い方が、ドラマのオープニングや印象的な場面で耳に残るものになり得る。静かな場面からクライマックスまで、シーンの盛り上げに応じてドラマを引っ張る力がある。

視覚と音楽の融合：コスプレや衣装デザインなど、音だけでなく視覚的な演出のセンスも持っているため、映像作品との相性がいい。主題歌だけでなく、ミュージックビデオやドラマ映像との融合でも強みになる。

このような理由から、もちもちもっちさんはBSドラマの主題歌を創るうえで十分に期待できるアーティストだと感じます。

最後に、セミファイナルBに進出するもちもちもっちさんへ、心から成功を祈っています。自分の持てる才能と表現を存分に発揮して、ドラマの主題歌としてふさわしい曲を届けてください。ファンとして、そしてこのオーディションを見守る一人として、もちもちもっちさんの更なる飛躍を信じています。頑張ってください！