ファイナルの課題音声を聴いて
DJ Nobby’s Tokyo LIVE!!番組アシスタントオーディション【グループB】
開催日: 2022/01/21
DJ Nobby’s TOKYO LIVE!!番組アシスタントオーディション選考、そのファイナルの課題音声を聴かせていただきました。
音声の流れる順番に感想を述べさせていただきますが、まずはグループAから勝ち上がったあすなさん。
これはもう個人的な好みの話ですが、自分はあすなさんの声、大好きですね。ちょっと坂本美雨さんっぽいというか、落ち着く感じがします。
そのあすなさん、DJ Nobby’s TOKYO LIVE!!のマイナスポイントを挙げており、それは番組のテンポが良過ぎること、と指摘しております。
そしてそのマイナスポイントをご自身の一問一答十秒アンサーで風穴を開けようという、これは非常に良いプレゼンですね。
きっとこの一問一答で毎回同じ質問をして『定点観測』していこうということなのでしょう。
一番気になったのは、Nobbyさんのことを『たまにちょっとコワイ』とおっしゃっていたことです。
二番手は同じくグループAから勝ち上がった杞戸奏音さん。
杞戸さんは課題音声内でDJ Nobby’s TOKYO LIVE!!の紹介を主にされていて、杞戸さんの生活にこの番組が密着しているんだなぁ、と感じました。
恥ずかしながら自分はDJ Nobby’s TOKYO LIVE!!をまだ聴いたことがなく(すみません汗)、そんな自分に、楽しいリラックスした番組なんだな、聴きたいなと思わせてくれるプレゼンですね。
『丁寧』というのが杞戸さんのキーワードの一つであり、それがNobbyさんや番組との共通点であることも伝わりました。
飾らない質問で出演者の方々に迫っていきたいというスタンスも、番組と生活が密着している杞戸さんらしいです。
テーマに沿って即興で俳句を作るコーナーもやってみたいということで、五七五、どんな十七文字の世界が繰り広げられるのか、面白そうだと思いました。
三番手はグループBから勝ち上がった香椎玻澄さん。
香椎さんはとてもセルフプロデュースに長けた方という印象です。
『遊び足りないソプラノ』というキャッチコピーに関西弁、クラシックをベースにお笑いの要素を含んだ存在感は、もしかしたらファイナリスト四人の中で最も異彩を放っているかもしれません。
香椎さんも、あすなさん同様、DJ Nobby’s TOKYO LIVE!!のマイナスポイントを挙げており、それを『完成されていること』としておりました。
これは言葉は違えど、あすなさんの『番組のテンポが良過ぎる』と同義あると感じました。
トークがメインとなるラジオ番組において『テンポが良過ぎる』というのは『番組として完璧過ぎる』ということになるでしょう。
クラシック畑のお二人が番組の『完璧性』について指摘しているのはとても面白いなと思いました。
そしてあすなさんと香椎さんはお二人とも『アシスタントの意義』についても触れられております。
やはりクラシックのアンサンブルというものはスコアから作曲者の緻密な意図を汲み取り、それを完璧に再現するために、楽器ごとの役割を明確にして理解することが必要とされるということなのでしょうか。
オーディションとは直接関係ありませんが、とても興味深い現象だと感じました。
香椎さんは心理テストのコーナーも提案しており、自分も心理テストが大好きなのでこれには大賛成です。
例として実際に心理テストを出しているのも具体的で良いですし、更にはそれが自作の心理テストのため信憑性は全くないというオチも付いていて、とても楽しめました。
香椎さん、自分もジェットコースターです。
そして最後は我らが伊藤ゆりかさん。
自分よりも道東(斜里)。まずは道東というスタンスはもう伊藤ゆりかさんのお家芸とも言える域へと達しております。
伊藤ゆりかさんはファイナルの課題音声で新たに『偶然の糸』というキーワードを提示されました。
確かにこの世界は『偶然』に満ちています。
その『偶然』を『必然』にする方法、それが『偶然の糸』を摑み、手繰り寄せるということなのでしょう。
偶然は偶然のままでも特にデメリットはありませんが、そこにはなんの因果関係も発生せず、点が点のまま終わります。
伊藤ゆりかさんは今回のDJ Nobby’s TOKYO LIVE!!番組アシスタントオーディションという大きな大きな点を、偶然の糸を使って次の点に繋げて線を描こうとしています。
それは道東と東京を繋げることであり、FMあばしりや、伊藤ゆりかさんが所属しているボイス・オブ・オホーツク SKYとミュージックバードを繋げることであり、何より伊藤ゆりかさんの現在地と次の目的地を繋げるということです。
勿論、次の目的地も通過点ではありますが。
『偶然の糸』は『偶然の意図』と言い換えることが出来るかもしれません。
或いは『意図的な偶然』としてもいいでしょう。
偶然と真剣に向き合い、それが契機となって連鎖的な成功へと繋がっていくということは確かにあります。
この現象には『セレンディピティ(偶有性)』という名前もついており、夢物語ではありません。
成功を摑むためには、いつでもその準備が出来ていないといけません。
だから何事も、たとえ始まりは偶然だとしても真剣に扱わなければ、幸運や成功、真の創造性を手にすることは出来ないでしょう。
この『真剣』ということにおいて、伊藤ゆりかさんの右に出る者はいません。
伊藤ゆりかさんは予選の課題音声を自分で聴いてみて、自らの『堅さ』を少し反省していた節がありました。
しかしファイナルではその『堅さ』を受け容れたように感じられます。
台本も打ち合わせもないNobbyさんの自由さと、四角四面な伊藤ゆりかさんの生真面目さを聴きどころにしようという、堅さを武器にしようという意志が見えました。
四者四様、四者四葉、四葉のクローバーはルーレットとなって、誰に幸運をもたらすのでしょうか?
最後の最後まで目が離せません!!!
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