OTONOVA二次予選通過、誠におめでとうございます。
KuLUさんのプロフィールには「高校生」とだけ記載されていますが、実際に歌を聴いた際、その一言だけではとても語り尽くせない存在感を強く感じました。年齢や経歴といった情報を超えて、純粋に「歌そのもの」が心に残るアーティストだと思います。まず印象に残ったのは、歌声の響き方です。大きく主張するような歌い方ではないにもかかわらず、一音一音が自然に耳へ入り、気づけば最後まで集中して聴いていました。声が無理に張られておらず、とても素直で、今のKuLUさん自身の感情がそのまま音になっているように感じられました。そのため、作られた表現ではなく、等身大の歌として受け取ることができました。また、言葉の扱いが丁寧で、歌詞が流れていかない点も印象的でした。言葉が軽くならず、きちんと意味を持って伝わってくることで、聴く側も自然と歌に向き合う姿勢になります。高校生という立場でありながら、表現者としての落ち着きや誠実さが、歌声からしっかりと感じ取れました。OTONOVA二次予選を通過されたことは、KuLUさんの歌が確実に届いた結果だと思います。これから経験を重ねることで、さらに表現が深まっていくことを想像すると、とても楽しみです。改めまして、このたびは二次予選通過、誠におめでとうございます。