懲りずにまた、週末の夜のステージへ
【予選C】『映画主題歌オーディション!! 地方創生ふるさと映画!北海道シリーズ第三弾! 【オホーツク流氷物語 第3章】』
開催日: 2025/10/04
すっかり週末の楽しみになりつつある「Mudia」でのオーディション観戦。今週も、どんな才能に出会えるだろうかと、懲りずにまたサイトを訪れてしまった。『オホーツク流氷物語』の主題歌への道も、予選が進むにつれて熱を帯びてきているようだ。
今回の予選ブロックは、なんだか等身大で、まっすぐにぶつかってくるようなアーティストが多かったように思う。テクニックで飾り立てるというより、自分のありのままを音楽にしているような、そんな清々しさを感じた。
その中で見事一位に輝いたのは、まる子さんという女性シンガー。見た目がとても華やかな印象だったので、今どきのポップな曲を歌うのかと思いきや、始まったのは驚くほどしっとりとした歌謡曲的なバラードだった。このギャップにはやられた。確かな歌唱力に裏打ちされた、胸がキュッとなるような切ない歌声。曲名の「夕凪ソーダ」という言葉が、そのまま音になったような哀愁が漂っていて、聴き入ってしまった。
もう一組、心に残ったのが湯冷めラジオというバンド。シューゲイザー、というのだろうか。少しぼんやりとした、夢の中にいるような浮遊感のあるバンドサウンドが印象的だった。どっしりと安定したミドルテンポの演奏の上で、ボーカルのまっすぐな歌声が迷いなく響いてくる。不思議な組み合わせなのに、妙に心地よかった。
本当に、予選ブロックごとにカラーが全く違うから面白い。それぞれの人生が垣間見えるような音楽に触れるのは、実に豊かな時間だ。ファンの方々の応援も、それぞれのアーティストの人柄を映すように温かい。さて、いよいよ決勝が近づいてきたが、一体どんなドラマが待っているのだろうか。すっかり、このオーディションの虜になっている。
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