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FINIFUGAL

Live Cafe Rooster 【東京】 ヒルマ

SOUNDNAUTS × OTONOVA 代表予選4

開催日: 2025/09/29

ヒルマの最新シングル「FINIFUGAL」、これかなり面白い曲なんですよ。まずタイトルの“finifugal”っていう言葉、普段聞かないけど「終わりを避けたい」とか「終わりから逃げる」みたいな意味があるらしい。そんな珍しい言葉をわざわざタイトルに持ってくるあたり、ヒルマの音楽ってただ聴き流すんじゃなくて「ちょっと考えながら味わう」感じがあるんだな、って思いました。


曲の入りは静かでシンプル。まるで自分の部屋でひとり、心の奥を探ってるような雰囲気。でもその静けさが逆に心を掴むんですよね。そこからだんだん音が重なっていって、サビでグッと開ける瞬間が気持ちいい。この展開が聴きどころで、まるで心の中でぐるぐるしていた思いが一気に外にあふれ出すみたいなんです。


歌詞は難解すぎず、でもベタすぎないバランス。だから「終わってほしくないもの」が自分の中にある人なら、自然と重ねて聴けると思います。恋愛とか夢とか、大切な時間とか…人によってイメージは変わるけど、それぞれの“終わりたくない瞬間”にぴったり寄り添ってくれる。


初めて聴く人に伝えたいのは、ヒルマの曲って“余韻”が強いってこと。聴き終わったあとにもフレーズが心に残って、「あれって自分にとっては何なんだろう?」ってちょっと考えちゃう。単なる聴きやすいポップスとは違って、深くしみ込んでくるタイプの音楽なんです。


だから「FINIFUGAL」は、ヒルマを知らない人が最初に触れる曲としてもおすすめ。キャッチーさと深さが両立してるから、入口にしても、もっと深く知りたくなる曲になると思います。

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