「sonar-u community」の「101」というバンドのインタビュー動画を見ました。 このバンド、曲を聴いたらボーカルの原さんの声がすごく高くて印象的だったんですが、何より歌詞が「刺さる」んです。疾走感のあるメロディに乗せて、どこか焦燥感だったり、満たされない思いだったりを歌っていて、すごく共感していました。「なんで私のこの気持ちがわかるんだろう？」って。

だから、今回のインタビューテーマが「迷いや葛藤を音楽に昇華」というのを見て、「あ、だからあの歌詞が書けるんだ」って、すごく納得しました。 アーティストの人って、やっぱり私たちが普段感じる「悩み」や「葛藤」を、私たち以上に深く感じて、それを曲にしてくれているんですね。

ボーカルの原さんが昔ボーイズグループを目指していたっていう話も、すごく意外でした。でも、そういう「思い通りにいかなかった経験」や、自分が目指していた場所とは違う場所にいる「もどかしさ」があるからこそ、今の切実な歌詞が生まれてくるのかな、なんて思いました。

あと、ベースのジャッキーさんが「（葛藤は）一切ない」って即答してたのが印象的でした（笑）。でも、原さんみたいに「葛藤ばかり」の人が書いた繊細な歌詞を、ジャッキーさんみたいな人がどっしりと支えてくれるから、曲として成立するのかもしれないですね。繊細なだけじゃ、音楽は届かないのかもしれない。

「あいてたベースに滑り込む」っていうエピソードも、人生ってそういうものだよなって思ったり。 ドラムが募集中とのことですが、きっと101の歌詞に共感するような、熱い思いを持った人が入ってくれるといいなと思います。 アーティストがどんな思いでその言葉を紡いだのかを知ると、曲がもっともっと大切に聴こえてきますね。