「令和なのにフォークトリオ!?【ゲスト：キリギリス】」というタイトルを見た瞬間、少し驚きました。令和にフォークを選ぶという時点で、もうそこに強いこだわりや理由があるんだろうなと感じたからです。実は今回の配信は観られなかったのですが、参加した人の感想や写真を見ているうちに、想像以上に温度のあるイベントだったことが伝わってきました。派手な音や演出で盛り上げるのではなく、言葉やメロディで静かに心に落としていくような音楽だったのではないかと想像しています。
フォークというジャンルは、今の時代では少し古いと思われることもあるかもしれません。でも、その“古さ”が逆に新鮮で、飾らない言葉やシンプルな音が、人の余白に染み込んでいくような魅力があるんだろうなと思いました。
SNSで流れてきた参加者のコメントの中に、「懐かしいわけじゃないのに懐かしい感じがした」という言葉があって、その一文が妙に心に残りました。今回は画面越しにすら触れられなかったけれど、このイベントをきっかけにフォークというジャンルに興味が湧きました。音楽って、ただ聴くだけじゃなく、知らない世界へ連れて行ってくれるものなんだなと改めて思いました。次回もしまた同じ企画があるなら、今度はちゃんとリアルタイムで体験したいです。そのとき、自分の感じた空気を言葉にできたらいいなと思います。