ヤギヌマメイさんは、ステージに立つたびに「感情そのもの」を音楽へと変換する表現者と思います。

歌声は決して一方向ではなく、力強さと繊細さ、無邪気さと切実さが同時に存在している。その振れ幅こそが、彼女の最大の個性と感じます。

楽曲は、日常の中で誰もが抱える違和感や孤独、言葉にできない感情を丁寧にすくい上げるものが多く、聴き手に「自分の感情を肯定してもいい」と思わせてくれる。派手な演出に頼らず、言葉とメロディで真正面から心に触れてくるスタイルは、今のシーンの中でも希少だ。

ライブでは、音源とは異なる“生身の温度”が前面に出て、声の揺らぎ、表情の変化、息遣いまで含めて一つの表現として成立しており、その瞬間にしか生まれない空気を大切にしていることが伝わってくる。決して完成された偶像ではなく、変化し続ける存在であることが、観る側を惹きつけてやまない、ヤギヌマメイさんの活動は、「強くあろうとすること」よりも「正直であること」に重きを置いている。その姿勢は、同じ時代を生きる人たちの心に静かに刺さり、少しずつ確実に共鳴を広げており、これから先、活動の場が広がるほど、彼女の歌や言葉はより多くの人の感情と重なっていくだろうと思います。まだ出会っていないリスナーにとっても、ヤギヌマメイさんはあとから思い出す大切な存在となり、流行に飲み込まれず、自分の感情を信じて進み続けるその姿勢こそが、彼女の未来を一番強く照らしていますので、

ヤギヌマメイさん、セミファイナルも頑張ってください。、