蓮音まゆさんの音楽を聴くと、ふっと心が軽くなる瞬間があります。彼女の作品は、自然や宇宙、そして森羅万象といった壮大なテーマを描きながらも、決して遠い存在ではなく、むしろ日常の中に寄り添ってくれる温かさがあります。「森羅万象」という曲では、宇宙の広がりを感じさせつつ、その一部として生きる自分をそっと肯定してくれるような言葉が並び、聴いていると自然と安心感に包まれます。また「森は生きている」では、自然の中に流れるエネルギーを感じさせるメロディが心地よく、耳を澄ませると自分の中にある生命力まで呼び起こされるような感覚になります。

彼女の音楽のすごいところは、ただ美しいだけではなく、聴き手に“想像する余白”を残してくれることです。詩的でファンタジックな歌詞は具体的に描きすぎないからこそ、聴く人それぞれが自分の経験や感情を重ねることができる。だからこそ、一度聴くと忘れられない余韻が残るのだと思います。そして、アコースティックの透明感ある音と彼女の歌声が重なり合うと、音楽というよりも「ひとつの風景」として耳に広がるんです。

夜に一人で聴けば、不安な気持ちを柔らかく包んでくれるし、朝に聴けば新しい一日の背中をそっと押してくれる。自然の中で聴けば、その空間と調和して、自分が大きな世界に溶け込んでいくような気持ちになる。そんなふうに聴く時間や場所によって新しい表情を見せてくれるのも、蓮音まゆさんの音楽の大きな魅力です。

mudiaを通して、もっと多くの人に彼女の音楽を聴いてほしいし、きっとその優しさと広がりは、出会った人の人生を少し豊かにしてくれると思います。蓮音まゆさんは、今まさに知ってほしいシンガーソングライターの一人です。

予選頑張って下さい！！