澄んだ声に宿る切なさ──LUNAさんの魅力
【予選E】『映画主題歌オーディション!! 地方創生ふるさと映画!北海道シリーズ第三弾! 【オホーツク流氷物語 第3章】』
開催日: 2025/10/04
北海道・小樽出身のシンガー LUNA さんを初めて聴いたとき、正直ちょっと驚きました。声が透き通っているのに、どこか切なくて胸の奥にずしんと響く。北海道の澄んだ空気をそのまま音にしたような透明感と、都会で生きる人間のリアルな痛みが同時に伝わってくるんです。
彼女の曲は恋愛がテーマなんですが、ただ甘いだけじゃない。むしろ「別れ」や「すれ違い」といった感情に光を当てているのが印象的でした。たとえば「仮の関係」や「別れ時」では、恋の終わりのあの独特の温度感を、シンプルだけど心に刺さるメロディに乗せて歌い上げています。まるで自分の過去を見透かされたみたいで、聴いていて妙にリアルなんですよね。
とはいえ暗いだけじゃなくて、「恋人気分」や「恋の仕方」みたいに、恋の楽しさや不器用さを歌った曲もあって、そのバランスが心地いい。特に最近の「涙のレゾンデートル」は、悲しみそのものに意味を見出そうとする力強さがあって、初見でもグッと心を掴まれました。
ライブ映像もチェックしましたが、小柄な彼女から放たれる真っ直ぐな歌声には、一瞬で空気を変える力があります。素直な語り口からは想像できないほど、歌い出した瞬間に世界観がガラッと広がる──
初めて聴いたのに、なぜか昔から知っていたような安心感と、新しい風を浴びるような新鮮さが同居している。LUNA さんの歌は、そんな不思議な魅力を持ってるんです!
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かー太郎
No.2355468
歌の世界観、そのとおりと納得しました。