今回のエマージェンザ東京予選第2戦は、最初から最後まで集中して楽しめるイベントでした。

出演者のジャンルや表現方法がそれぞれ違うため、ひとつのライブの中で何度も空気が切り替わる感覚がありました。

オプティミストさんのライブは、感情の動きが一番はっきりと伝わってきました。

千葉を拠点に活動する平均年齢20歳のロックバンドという情報を知っていても、実際のステージは年齢以上に熱く、真剣でした。

歌や演奏に余計な装飾がなく、今感じていることをそのまま音にしているような印象を受けました。

ルックスの良さも目を引きますが、それ以上に音で伝えようとしている姿勢が強く残りました。

会場の空気を一気に引き寄せる力があり、このバンドのライブを初めて観た人でも、自然と引き込まれると思います。

他の方達のステージももちろん素敵でした。

葉子さんのステージは、静かに心に入り込んでくるようで、歌を通して気持ちが整理されるような時間でした。

Muさんは独自のリズム感が印象的で、音楽に引き込まれる感覚がありました。

きむらゆきえさんは、言葉と声の距離が近く、聴く側に寄り添うような歌が心に残りました。

Teddy foolsはライブらしい勢いがあり、PSYCHO FREAKは迫力で押し切る強さがありました。

cocoon experiencesは音の広がりが美しく、KIS Sound Studio Official Bandは丁寧な演奏が印象的でした。

この日の出演者全員にそれぞれの良さがありましたが、オプティミストさんのステージは、イベントが終わった後も思い返してしまうほど印象的でした。

今後どんな成長を見せてくれるのか、またライブで観たいと思わせてくれる存在です。楽しみにしています。