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レーズンバターバンドがんばれ

【予選A-3】水都音楽祭2026 オンラインオーディション

開催日: 2026/08/01

音楽には、最初の数秒で「これは面白い」と感じさせるものがあります。けれど、本当に気になる音楽は、聴き終わったあとにもう一度戻りたくなるものです。レーズンバターバンドは、まさにそんな“引っかかり”を残してくれる存在ではないでしょうか。


まず目に飛び込んでくるのが、その名前です。レーズンとバター。一見すると音楽とは結びつかなさそうな二つの言葉なのに、なぜか一度聞くと忘れられない。この絶妙な違和感こそ、彼らの音楽を知る入口なのかもしれません。


大阪を拠点に活動するレーズンバターバンドは、玄月さん(Vo/Gt)、keiさん(Key)、もっちさん(Ba)、壁際路子さん(Dr)による4人組。そこに並ぶメンバーの背景も実に興味深く、ボーカル&ギターの玄月さんは小説家であり大阪芸術大学教授、キーボードのkeiさんはクラシックピアニストという異色の組み合わせです。


文学とクラシック、そしてバンドサウンド。


それぞれ異なる場所から持ち寄った感性が、4人の演奏によって一つの音楽へ変わっていく。その過程を想像するだけでも、レーズンバターバンドという存在が単純なポップ/ロックバンドという言葉では収まりきらないことが伝わってきます。


「雨雫」「羽根はあっても飛べやしない」「熱帯夜」など、楽曲のタイトルにも独特の言葉選びがあり、そこから浮かび上がる景色を想像しながら音楽を聴く楽しさがあります。


一方で、「豆乳とびちった」「亀が浮かんでいる」といったユニークなタイトルもあり、文学的な世界観だけではなく、思わず笑ってしまうような遊び心も持ち合わせています。


この振れ幅が、レーズンバターバンドの面白さです。


かっこよさだけを追い求めるのでも、難解な音楽に閉じこもるのでもない。真面目に音を鳴らしながら、どこか肩の力が抜けていて、予想していた場所とは少し違うところへ連れていってくれる。


2026年には「雨雫」「羽根はあっても飛べやしない」「熱帯夜」を配信リリースし、ライブ活動にも挑戦。水都音楽祭のライブオーディションにも参加するなど、これからさらに活動の幅を広げていく段階にあります。


まだ知られていないからこそ、今のうちに知っておきたい。


そんな気持ちにさせてくれるバンドです。


楽曲を聴けば、次はライブでどんな音になるのかが気になる。ライブを観れば、次はどんな曲を生み出すのかが楽しみになる。


レーズンバターバンドには、そんな“次”を期待させる力があります。


名前の面白さから入ってもいい。楽曲から入ってもいい。メンバーの個性から興味を持ってもいい。


入口はどこからでも構いません。


その先に待っている、レーズンバターバンドだけの音楽世界を、ぜひ一度覗いてみてください。


これからどんな化学反応を起こしていくのか楽しみなバンドです。

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