初のレポートを書きます。好きなアーティストが本イベントに参加していると知り、このブロック含めて一通り参加アーティストを拝見しました。

こういったオーディション企画はまだ知られていない実力者が発掘される意味合いでアーティストたちにとってはもちろん貴重な機会かと思います。

そして彼らに限らず、彼らのファンにとってもオーディションに臨む推しのアーティストの熱意や姿勢を感じられ、また他の魅力あふれる参加者に出会うことのできる素敵な機会となると感じます。

男女で爽やかかつ美しいハーモニーを紡ぐGRANOLA、古き良きトラックメイクにモダンさを加えた甘い声が魅力のB.Nazkiはポップス枠で耳障りがよく爽快な世界観を見せてくれます。

LAUGHIN' NOSEやTHE BLUE HEARTSを彷彿とさせるクラシックジャパニーズパンクのThe Dilong、粗くワイルドなグランジサウンドのLIBEREALは骨太でコンセプチュアルなロックサウンドを、

前衛的なトラックの中に、懐かしいニューロティカ系のエレクトロの魅力が光る百獣の王 副島はどこにもあてはまらず独自の感性を感じます。

見たところ、活動のペース感やフォローフォロワー数の比率などもバラバラで、率直に言うと「本当にアマチュア」といった人たちからセミプロのようなクオリティの作品を持つアーティストも見受けられます。

歴代の本イベントの受賞者を見てみると、必ずしもフォロワー数やすでにもっているファン数が重要でない（むしろ関係していない年の方が多いかも？）というところもドラマがあります。

こうした普段交差することのないアーティストたちが、一つの目的のもとに集って一時的にでも同じ土俵に立つことはなかなかお目にかかれることではなく、わたしとしても大変楽しみです。

全参加者である彼らのバラバラのジャンル、熱意、ポリシー、スタイルがどんな化学変化を起こすのか、とても楽しみです。