NUMAZさんの楽曲については完成度が高いと思うのですが、ミュージックビデオのアイディアと個性は目を惹くものがあります。

メジャーなグループ出ない限り、なかなかミュージックビデオに予算をかけることは難しいでしょうから、どのような映像を見せるのかは難しいところだと思います。

低予算で映画っぽくとかプロっぽく、ヒット曲や話題のミュージックビデオを真似してしまうと、やっぱり見る側にしてみたら、同じYouTubeなどのプラットフォームで見比べることになるので、チープ感が際立ってしまいます。

なので、そこがアイディアの見せ所というか、「おっ！」と思わせるだけの要素を盛り込めるか。その意味で、NUMAZさんのミュージックビデオは記憶に残るものがあり、それでいて単なるインパクトだけでなく、楽曲や歌詞とのあからさますぎない、暗喩がきいているようなところが面白いと思います。

「魅せる」ことを念頭におきつつ、地に足がついている感じに好感がもてました。