KuLUさんの歌は、初めて聴いた瞬間から強く心に残り、その余韻が長く続く力を持っていると感じています。高校生という多感な時期の中で、自分自身の感情や思いと真剣に向き合い、それを歌として表現している姿勢がとても印象的です。

文化祭での歌唱や、SNSに投稿されている歌の動画からは、単に歌が上手いという評価だけでは語れない魅力が伝わってきます。歌うことが好きだという気持ちに加え、「誰かに届けたい」「自分の声で何かを伝えたい」という思いが、自然と歌声に表れているように感じました。一音一音を大切にしながら丁寧に歌う姿勢は、聴く側の心に寄り添い、気づけば最後まで耳を傾けてしまいます。

特に印象に残っているのは、感情が込められたフレーズでの表現です。声の強さだけで押すのではなく、言葉の意味を噛みしめるように歌うことで、画面越しであっても歌がしっかりと響いてきました。その瞬間、歌が単なる音ではなく、感情として伝わってくる感覚があり、心を動かされました。

高校生活の中で学業と向き合いながら、歌い続け、動画として発信を続けることは決して簡単なことではありません。それでもKuLUさんは、自分の表現を信じて歌を続け、その積み重ねを大切にしてきました。その努力と継続があるからこそ、歌声に説得力と深みが生まれているのだと思います。まだ成長の途中だからこそ表現できる等身大の歌声には、今しか出せない魅力が詰まっています。

オンラインという形式であっても、KuLUさんの歌は空気を変え、聴く人の気持ちを引き寄せる力を持っています。場所や距離を越えて感情が伝わるという点で、音楽の持つ本来の力を感じさせてくれました。

OTONOVA2026という大きな舞台で、これまで積み重ねてきた経験と、歌に込めてきた真摯な思いが存分に発揮されることを心から願っています。KuLUさんの歌声が、セミファイナルを通してさらに多くの人に届き、深く心に響くことを応援しています。頑張ってください！楽しみにしています。