ちゃんと音楽をしている人たちこそ、応援したくなる。

そして、その応援をしたいと思ったのが「appliqué」さんと「FiveLan」さんでした。

こんなことを言っては失礼かもしれませんが、何組かSNSやプロフィールを拝見した限り、この二組は特に「本気で」活動されているな、というのが伝わってきたんです。（もちろん、他の方も本気だとは思うのですが）

精力的に情報を発信されていたり、MVのクオリティも高かったり。

私にとって、音楽に「癒し」を求める時、そのアーティストさんの「本気度」や「真剣さ」ってすごく重要で。
本気で伝えてくれる言葉だからこそ、私たちの心に届いて、癒しになるんだと思っています。

そして、この二組が本当に面白いと思ったのは、その「癒し」のアプローチが、まるで「光」と「影」のように対照的だったことです。

「appliqué」さんのプロフィールに載っていた「はっぴ in the ないと!!」という楽曲。
これは聴いているだけで元気になる系の「ポジティブなサウンド」でした！
可愛くて、でもちゃんとバンドの音がするポップロック。

アー写からも、彼女たちのハッピーさというか、「バンドの色」がすごく分かりやすくて、見ているこちらも「どう彼らを認識して、触れればいいか」がわかりやすい。

疲れることが多い毎日で、理屈抜きで「元気になりたい！」っていうタイミングに、こういう「みても聞いてもハッピーな雰囲気」の音楽は気負うこともないし、脳死で流して何も考えずに、案外素直に特効薬になったりします。

一方で、「FiveLan」さん。
彼らの音楽は、「ネガティブな部分にも寄り添う」ような、しっとりとしたロックバラードでした。 もちろん、歌詞をよく読むと「ポジティブで前向きな」部分（仲間への感謝とか）も感じたのですが、その根底には、物悲しさや切なさがある。

appliquéさんが「大丈夫！元気出して！」と手を引っ張ってくれる太陽だとしたら、FiveLanさんは「辛かったね、ここにいてもいいんだよ」と一緒にしゃがみこんでくれる月、みたいな…。 夜の街のMVも、その雰囲気にぴったりで、すごくエモーショナルでした。

この「相反する両者」が、同じB-1ブロックで戦うことになるんですね。 「元気な癒し」と「寄り添う癒し」。 「どちらがかっても」、私はもう、この二組の「この先の行く末や活動が楽しみ」で仕方ありません。 でも、オーディエンスはどちらの「本気」を選ぶのか…。すごく、すごく気になります！