暴力すぎる(笑)
【予選C-2】Movie Grand Prix vol.23
開催日: 2026/02/07
綺麗にパッケージされた「お利口な作品」ばかりが溢れている気がします。理路整然としていて、確かにクオリティは高いけれど、どれも再現性があるというか……予定調和なエンタメに少し飽き飽きしていたのも事実なんです。そんな私の冷めかけた感性を、音と映像の暴力で無理やりこじ開けてくれたのが、今回の「Movie Grand Prix vol.23 予選C-2」に登場したJ-YORKさんでした。
彼の作品、特に「ハーレムナイト」に触れた瞬間、言葉を選ばずに言うなら「脳みそをぐちゃぐちゃにかき回されるような衝撃」を受けました。
最初は「なんだこれ?」って戸惑いながら見ていたはずなのに、気づけばその異様な熱量に飲み込まれて、まるで怪しい宗教にいつの間にかハマってしまった時のような、不可解な心地よさに支配されていたんです。制作に8年という歳月をかけたというのも、もはや納得を通り越して恐怖すら感じる執念ですよね。画面いっぱいに広がる、脈絡のない世界各国の衣装や演出。そのカオスな映像の奔流を浴びているうちに、「意味を理解しようとする自分」がバカらしくなってくるんです。
でも、それこそが今の私に必要だった「毒」なのかもしれません。 計算し尽くされたマーケティングや、誰にでも伝わる分かりやすさ。そんなものを全部無視して、自分の内側から溢れ出す狂気的な「おもしろい」を、そのまま形にして叩きつけてくる。その一切妥協のない独創性は、整いすぎた今の音楽シーンに対する最高のカウンターパンチのように思えました。
誰かの正解をなぞるのではなく、自分だけにしか見えていない歪な景色を、圧倒的な熱量で世に問う。そんなJ-YORKさんの剥き出しの挑戦に触れて、なんだか自分の中の「表現」に対する価値観が、ガラガラと音を立てて崩れていくのが分かりました。
この予測不能なカオスの先に、一体どんな結末が待っているのか。正解なんてなくていい。ただ、画面から溢れ出すこの異質な体温を、今後も感じていきたいので(笑)
グランプリとったら、めちゃくちゃ面白い事件になりそうです(笑)
レビューやコメントを投稿するとギフトがもらえる!
ログインしてコメントする


