在処を探し続けるかっこよさ
【sonar-u community】世界に刺さるアグレッシブバンドとは!?【ゲスト:ALLiCA】
開催日: 2025/12/15
sonar-u communityの番組「世界に刺さるアグレッシブバンドとは!?」を視聴し、ゲストとして出演したALLiCAというバンドが持つ「アグレッシブ」の真意を深く考えさせられました。2022年9月の結成以来、年間100本という驚異的な本数のライブを全国各地で積み重ねる彼ら。その数字の裏にあるのは、単なる若さの勢いだけではない、泥臭いまでの「現場至上主義」を貫くプロフェッショナルとしての覚悟です。
彼らが掲げる「生きとし生けるもの全ての在処を探し続ける」というテーマは、居場所や自己の存在意義を見失いやすい現代社会において、非常に重く、かつ温かく響きます。大人になればなるほど、日々の喧騒の中で自分の本当の「在処」を問う瞬間が増えるもの。ALLiCAの音楽は、そんな迷える魂を力強く肯定し、共に泥を跳ね飛ばしながら歩もうとする、強烈な人間賛歌のように感じられました。
Vo.魁-KAI-さんの、一度耳にすれば決して離れない唯一無二の歌声は、天性のものであると同時に、過酷なライブスケジュールの中で研ぎ澄まされた「命の削り方」を教えてくれます。そこに加わるバンド全体のアグレッシブなパフォーマンスは、画面越しであっても観る者の日常にある閉塞感を打ち砕くほどの熱量を帯びていました。彼らが「令和最初のライブバンド」と自認し、称される理由。それは、デジタル化が進む時代にあえて足を運び、喉を枯らし、目の前の一人ひとりと向き合って「在処」を証明し続ける、その愚直なまでの情熱に他なりません。
番組を通じて、彼らが今後ライブハウスシーンを牽引していく存在になるであろうという予感は、確信へと変わりました。自分たちの信じる音を、自分たちの足で届け続ける。その揺るぎない背中を知った今、次に彼らのライブを体感する瞬間が待ち遠しくてなりません。ALLiCAが探し続けるその「在処」が、世界中のリスナーにとっての救いとなる日を信じて、これからもその突き抜けたアグレッシブさを全力で支持し続けます。
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