映画主題歌オーディションの予選Aブロック、拝見しました。

今回は、ロックバンドのような元気な曲もありましたが、私が特に惹かれたのは、お部屋でリラックスしている時に聴きたくなるような、優しい雰囲気のアーティストさんたちでした。

最近はいろんな情報が頭にどっと流れ込んできて、
なにもしていなくても疲れたり、精神的な焦りを感じているような気がしていて。

どこか帰る場所を感じられるような癒される音楽を聞くのが日課になっているような気がします。（あとあったかいココアを飲むこと）

ここのブロックの一番のお気に入りは、「狐の嫁入り前」さんです。 お名前はユニークですが、曲はとっても穏やかで素敵でした。 甘い声のボーカルと、ふわふわと宙に浮くようなメロディ。 晴れた日に聴くのもいいけれど、私は雨の日に、家の中でコーヒーを飲みながら、窓の外をぼんやり眺めて聴きたいなと思いました。 忙しない日常を忘れさせてくれるような、心地よい「ゆるさ」に癒やされました。

そして、「MIOSIC」さんも素敵でした。 こちらは、夜寝る前に聴きたいような、ゆったりとしたアンニュイな雰囲気。 男女のお二人の声が重なるところが、透き通るように綺麗で…。 切ないけれど、心が浄化されるような感覚になりました。「君が好きだったギターを弾いてるよ」という歌詞も、なんだか小説のワンシーンみたいで、静かな感動がありました。

「FiveLan」さんや「ザ6億光年ズ」さんのようなバンドの方々も、歌詞がとっても温かくて良かったです。 特にザ6億光年ズさんの「優しくて暖かい歌詞」は、疲れた心にじんわり染みました。

激しい曲で盛り上がるのもいいけれど、こういう静かで優しい音楽が映画の中で流れたら、きっと素敵なシーンになるんだろうなと想像しています。