正直に言うと、若い人らの大会じゃけえ、最初は軽い気持ちで見始めたんよ。でも全国決勝って聞いた瞬間に、これはただもんじゃないな、と思うた。3年生部門まで残っとるいうことは、それだけ続けてきた時間と覚悟があるいうことじゃけえね。

cozyさんの歌を聴いて、まず感じたのは「落ち着いとるなあ」という印象じゃった。無理に盛り上げようとせんでも、ちゃんと音で勝負しとる。声の出し方も、全体のまとまりも、長い時間を一緒に過ごしてきたんじゃろうなというのが、自然と伝わってきたんよ。

全国決勝いう舞台は、緊張でガチガチになってもおかしくない。それでも、cozyさんは慌てとる感じが全然なくて、自分らの音楽を信じて出し切っとるように見えた。こういう安定感いうのは、一朝一夕では身につかんもんじゃと思う。

他のグループも、ほんまにレベルが高うて、どこも簡単には評価できん戦いじゃった。その中で、cozyさんは派手さではなく、積み重ねた経験でしっかり存在感を残しとったと思う。おじさんの目から見ても、この舞台に立つ理由がよう分かる、ええパフォーマンスじゃった