心をつなぐ夜 〜SWEET ROOM VOL.40〜
SWEET ROOM VOL.40
開催日: 2025/09/10
2025年9月10日、大阪・枚方のsweet music ReMEMBERSで開催された「SWEET ROOM VOL.40」に参加した私の感想を、心から込めて報告させていただきます。
19:30を少し過ぎて、司会者の軽い挨拶とともにイベントが始まりました。まずは碩 真也(あおみどり/SOUTH BLOW)がステージに上がり、得意のアコースティックギターを奏でながら静かに語りかけるようなトークで観客を引き込みました。普段のライブとは違う柔らかさ、プライベートの思い出や音楽との関わりを語るその姿には、ファンとして見逃せない人間味がありました。
次に眞鍋 総一郎(Self-Portrait)の出番。彼は落ち着いた佇まいで、丁寧なボーカルとギターで楽曲を披露するとともに、観客との呼吸を大切にするようなライブを展開。彼の歌声が会場に染みわたり、時に静けさを、時に感情の波を感じさせる瞬間がありました。
中盤では二人がトークで共演し、お互いの楽曲制作の裏話や影響を受けたアーティストのこと、音楽に込める想いなどを語り合うコーナーがあり、これがライブだけでは見えないお互いの人となりを深く知る貴重な時間となりました。また、観客からの質問やコメントへの応答もあり、距離感がとても近く感じられました。
ライブの終盤には、碩真也と眞鍋 総一郎がお互いにゲスト参加する形でコラボ演奏があり、二つの音楽スタイルが重なり合い、非常に豊かな響きが生まれました。そのコラボの瞬間には会場全体が一つになったような高揚感があり、思わず拍手が割れんばかりでした。
アンコールでは、それぞれの代表曲を交えて披露。特に眞鍋 総一郎が最後に歌った曲は、静かな余韻を残しつつも、聴く者の胸を温かく締めくくるような力を持っており、イベントの終わりにふさわしいクライマックスでした。
この夜を通して感じたのは、「親しみ」「共感」「幸福感」の三つです。演者のお二人が声やギターを通じて自分の思いを正直に、丁寧に伝えてくださったからこそ、観客として心が何度も震え、癒される瞬間がありました。音楽だけでなくトーク部分も非常に充実していて、まるで友人と話しているような距離感。ライブという枠を超えて、人と人とのつながりを感じさせる豊かな時間でした。
また、会場全体の温かさ、来ている人々の音楽を愛する気持ちの共有、演者と聴衆の間の双方向のコミュニケーションが、ただの鑑賞者としてではなくその場の一員であるという自覚を心に抱かせてくれました。
碩 真也さん、眞鍋 総一郎さん、本当にありがとうございました。お二人のおかげで、「SWEET ROOM VOL.40」は私にとって忘れがたい一夜となりました。あなた方の歌声、言葉、そして音楽に対する誠実さが、来場者一人一人の心に灯をともしてくれました。
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